ディープラーニング
「経験」から勝手に学ぶAIの魔法
「ディープラーニング」という言葉、ニュースでよく聞きませんか?日本語では「深層学習」と呼ばれます。これは、AIが人間のように「経験から自分でルールを見つけ出す」仕組みのこと。一体どうやってAIは賢くなっているのか、中身をのぞいてみましょう。
昔のAIと何が違うの?
昔のAIは、人間が手取り足取りルールを教えてあげる必要がありました。例えば、「リンゴ」を見分けさせたいなら、「赤くて、丸くて、上が少し凹んでいるものがリンゴだよ」と人間が辞書のような指示書を作っていたのです。
でも、世の中には青いリンゴもあれば、デコボコしたリンゴもあります。ルールをすべて書くのは不可能でした。
一方、 ディープラーニング は違います。人間はルールを教えません。代わりに、何万枚ものリンゴの画像をAIに見せます。するとAIは、自分で「どうやらリンゴにはこういう特徴があるらしいぞ」と勝手に気づき、ルールを作り上げるのです。
仕組みは「脳のコピー」
ディープラーニングは、人間の脳にある「神経(ニューロン)」の仕組みをコンピュータの中に再現したものです。
コンピュータの中に、情報のバケツリレーをする「層(レイヤー)」を何層も重ねます。これが「ディープ(深い)」と呼ばれる理由です。
- 入り口の層: 画像の色の点々(ピクセル)を受け取る
- 真ん中の層: 「丸い形がある」「線がある」「赤い部分がある」と特徴を見つける
- 出口の層: 「これは98%の確率でリンゴです!」と答える
このバケツリレーを何度も繰り返し、間違えたら「次はこうしよう」と調整することで、AIはどんどん賢くなっていきます。
まとめ
ディープラーニングを一言で言うと、 「大量のデータから、AIが自力で特徴を見つけ出す学習法」 です。人間の脳の仕組みをマネして、何層もの計算を重ねることで、写真の判別や翻訳、自動運転など、人間にしかできなかった高度な判断ができるようになりました。
sell タグ
book 関連用語
bookmark 続けて読みたい記事
CATEGORY: インフラ
クラウドって何のこと? 「買う」から「借りる」への大変身
「クラウドって結局なに?」という疑問を、身近な例え話でスッキリ解決。インターネットの向こう側にある便利な仕組みを、初心者の方に向けて分かりやすく解説します。
arrow_forwardCATEGORY: AI
ハルシネーションとは? AIがつく「もっともらしい嘘」の正体
AIが事実と異なる情報を生成してしまう「ハルシネーション(幻覚)」について、なぜ起こるのか、どう対策すべきかを世界一やさしく解説します。
arrow_forwardCATEGORY: AI
GPU AIを劇的に速くする「加速器」
AI時代の心臓部であるGPU。なぜ普通の計算機ではなく「加速器」と呼ばれるのか、その仕組みを料理に例えてやさしく解説します。
arrow_forward